自己主張ができるようになってきたお子さまが、なんでも「イヤ」「自分でする!!」の一点張りでストレスを抱える保護者さまも少なくない、俗にいう「イヤイヤ期」。オリンピックの頃には、Twitterでも「2歳児ピクトグラム」に共感が集まり話題になりましたね。
でも、モンテッソーリ教育について学んだ方は「宝のイヤイヤ期」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
今回は、「イヤイヤ期」を楽しむヒントについてのお話です。
「眠い」「お腹が空いた」などの生理的不快、言葉で思うように気持ちを伝えられないもどかしさ、自分でやりたいのにできずに悔しい気持ちなど、理由が想像しやすいイヤイヤもありますが、多くの場合が、本人も何がイヤなのかも自覚できずにイライラしています。
お散歩の時に、あえていつもとは違う道を選んだら怒り出すなど、感情表現が豊かになってきた証というだけでは説明がつかない、「一体何がイヤなの!?」と不可解なものも多く、ひとたびイヤイヤスイッチが入るとどうにもこうにもお手上げ状態になってしまいますね。
理由が分かれば対処もしやすくなるものです。そのときのヒントになるのが、この時期特有の「秩序の敏感期」です。