2025年4月 環境の変化に伴うストレスとその乗り越え方

新年度のスタートは、子どもたちにも大人にも大きな変化を伴います。新しい環境に飛び込むことは、誰にとってもストレスになりがちですよね。特に、幼児期の子どもたちにとって、環境の変化は非常に大きな負担となります。

その大きな要因のひとつが、2歳ごろをピークとする秩序の敏感期です。この時期、子どもたちは生活の中で規則性や繰り返しの安心感を強く求めます。突如として新しい環境や生活のリズムに直面すると、子どもたちは不安を感じやすく、ストレスを抱えることがよくあります。

でも、ストレスそのものは悪いことではありません。泣いたり、イライラしたりすることは、実は自然な反応です。大切なのは、その感情をどう表現するか。感情を上手に表現できるようになることこそが、子どもたちの成長の証です。

そして、つい後回しにされがちな大人の感情も重要です。子どもからイライラした気持ちをぶつけられたとき、私たちもストレスを感じるのは当然。でも、その感情を上手にコントロールすることが、子どもたちをサポートするためのカギとなります。

子どもの気持ちに寄り添いつつ、私たち大人自身の心の安定を保つ方法を見つけることが、この新年度も求められることですね。あなたの息抜きは何ですか?

実は、昨年末からnoteで「モンテッソーリはじまり日記」というマガジンを連載しています。3月に投稿した記事では、主に小学生を対象としたエレメンタリークラスの探求発表会で得た気づきをシェアしました。

「やってみたい!」があふれる教室

勉強しなさい不要!マヴィのおうちの探究が止まらない理由

さらに、小学生の「おうち探求」実践のヒントについても触れました。
はじまり探究・エシカルファッション編:気になる導入部分を公開!

そして、卒業シーズンに合わせて、幼児期を卒業する子どもたちの変化についてもお話ししています。
「さようなら」幼児期!ようこそ「探究」の世界へ

新しい環境が始まるこの4月も、子どもたちの成長を支えるために、どんなサポートができるかを考え、日々をより良く過ごしていきたいと思います。

プロフィール

ママヴィ 代表|桑原 眞理子

中堅から上場企業・中小メーカーまで多様な現場で
商品開発・マーケティング業務に従事。
「暮らしに寄り添う価値」を追求する中で、
子どもたちの柔軟で斬新な発想に触れたことをきっかけに、
「子どもの力を社会に届けたい」という思いが芽生え、
モンテッソーリ教育をびました。

現在は、「モンテッソーリ教室 マヴィのおうち」を拠点に、
子どもの“問い”を起点とした探究的な学びと、
地域や社会とつながる実践の場づくりに取り組んでいます。

五感をひらく暮らしの体験と、問いのある学びを組み合わせた「古民家留学」、
そして2025年夏より始動する「こどもMBA」などを通じて、
子どもたちの内発的な学びと社会参画の循環を育んでいます。
【資格・活動】
日本モンテッソーリ教育総合研究所認定 3-6歳教師
保育士
日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ

Montessori-based / Japan
Learning starts with “ん?” not “Aha!”

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