「また来るねー」
教室でも、古民家留学でも、
ふとした帰り際に出るこの言葉。
大人はつい、
「楽しかったからだね」と思って受け流す。
でも本当にそうなのでしょうか。
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楽しい場所はたくさんあります。
でも、
「また来たい」と言われる場所は、
実はそんなに多くないのではないでしょうか。
その違いは、一体何なのでしょうか。
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モンテッソーリ教室あるあるのひとつに、
「また来たい」と思う子が続出する
ということがあります。
事情があってやめても、
環境が変わると「まだやりたい」と言って
戻ってきてくれることもしばしば。
そこから推察するに、
子どもがまた来たくなるのは、
・自分で選べた場所
・自分で動けた場所
・否定されなかった場所
・急がれなかった場所
つまり、
自分の存在が、そのままでいられた場所
なのではないかと感じています。
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モンテッソーリ教育の魅力は、
技術というより、空気かもしれません。
教えたから戻るのではないし、
楽しかったから戻るのでもない。
自分が、自分でいられたから戻るのです。
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もし家庭で、
そんな場所がつくれたらどうだろう。
学校や教室に向かってではなく、
家に向かって、
「またここでやりたい」
そう言える環境を、
私は家庭にも置けないかと考えています。
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子どもは正直です。
居心地のよい場所には、戻ります。
違和感のある場所からは、静かに離れていきます。
大人が評価する前に、
子どもはすでに環境を評価しています。
どうすれば「また来たい」と思えるのか。
その答えは、
子どもがもう教えてくれている気がしています。





