私はこどもたちには常に早く寝てほしい!と思っている。これは世界中にいるたくさんのお母さんという存在と共感しあえる自信がある。こどもたちは元気でいてくれるのが一番でそれ以上に望むべきものなど何もない、と思っているけれど、それでもなお早く寝てほしい!と思ってしまうのだ。親って本当にわがままだと思う。
私は長男が生まれてからもずっと仕事は続けており、夜の時間は本当に貴重だ。Netflixもこどもたちが寝てから夜見るし、ゆっくりお風呂に入るのもこどもたちの就寝後。仕事が残ってしまっていたら夜やってしまいたいし、一杯飲みながらゆっくりもしたい。このコラム自体も次男が寝たあと、ようやく一息ついて書き始めている。
お母さんだけでない。多くの働く人たちが夜の時間に自分の自由時間をあてたくなるのは普通のことだと思う。だからこそ、自分の余暇の時間をなんとか確保すべく、こどもたちが早く寝てくれることに我々は躍起になるのだ。
しかし、最近すっかり体も大きくなり、体力もつき、簡単には寝てくれなくなってしまっただんだん。赤ちゃん時代はあんなにずっと寝ていたのに。あまりに寝てしまう彼に心配になって少し耳元で話しかけたり、揺さぶったりしたことははるか昔のことのようだ。
今のだんだんは「寝るよ!」と声をかければ「寝ない!」と地団駄を踏むし、ベッドに連れて行ったものなら立ち上がって踊りだす。ベッドに入った後も、しばらく「ままー!おやすみー!」と叫び続けるのだ。
そんなだんだんに少しでも早く寝てもらえるよう、我が家が心がけていること。
晩御飯は18:30までには食べ始める
これは正直かなり大変で、できないこともあるのだけれど、リモートワーク中、少し休憩にあてられる時間があれば夕飯の下ごしらえをし、できるだけだんだんが保育園から帰宅後すぐに食べられるような準備をしている。
夜はテレビを見ない
これはたまにやぶってしまうこともあるのだけど、テレビを見ると大興奮して楽しくなってしまうだんだんなので、極力夜にはテレビは見ないことに。
寝る前は極力静かな時間
寝る前30分は絵本をとにかく繰り返し読んでいる。だんだんが持ってくる絵本を次から次へと。また私の方からの提案で、夜に関する絵本を最後の方には読むことにしている。
ごくごく当たり前のことばかりだが、毎日徹底しようとすると結構難しい。だんだんが眠りにつくまでは毎日が戦いだ。でもそれでも夜こどもたちが寝た後のほっとした一息の時間が欲しい。そんな思いで日々戦っている。そして寝ている彼らの寝顔を見るのが何よりの至福の時間になっている。
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次回10月にまたお会いしましょう!
上智大学心理学科卒業後、外資系コンサルティング企業にて主に金融関係のプロジェクトに従事。その後欧州系コンサルティング企業の立ち上げに参画。人事関連の責任者として、社員ひとりひとりのキャリアを見据えた新たな評価、育成制度を構築。プロフィール
鳥羽瀬(とばせ) 有里
現在はポートフォリオワーカーとしてあらゆる職種業種の仕事に携わりながら2児の男子を子育て中。