2022年4月の実体験コラム「ながらモンテという名の我が子の観察」

★2022年4月15日★

ながらモンテという名の我が子の観察

Vol. 9 あっちにクレヨン、こっちにもクレヨン? 2歳になった自由奔放だんだんに マイ机でお絵描きをさせてみた!

だんだんは自由人だ。少しずつ自我が芽生えてきたかな、というタイミングからずっとだんだんはゴーイングマイウェイを絵に描いたような人物。長男が本当に慎重派だったのに対してだんだんは大胆で、日々私たちが驚くようなことをして見せる。

そんなだんだんは小さいころからずっと今も体を動かすことが好きなので、好きな遊びといえば散歩。家の中を走り回るのも大好きだけど、とにかく外に行って広い場所で走り回るのが大好きである。そんなエネルギー魔人、だんだんの保育園が、なんと休園になってしまったのが3月あたま。たまたま私の仕事も少しばかり落ち着いていた時期だったため、すぐにだんだんのペースに合わせての生活に切り替えたものの、日中だんだんの要望のままにずっと外にいることはもちろん無理。朝起きた瞬間、私の顔を見て「ママ、おそといくのよー!」と笑顔で要求してくるだんだんと1週間、どう過ごすのか、途方にくれたのも事実だった。

休園2日目くらいに、散歩に疲れ、何とか少しの間でも静かに楽しんでもらえる遊びを、と考えて、私のデスクの横に座らせてそこでお絵描きをして過ごしてもらうことに。すると思いのほかお絵描きを楽しむだんだん。しかしすっかりどんどん荒らされていく私のデスク。デスクの上がいつの間にかすっかりクレヨンだらけに。でも静かにはなるのでしばらくはその様子を放置し、休園中だけだし、なんて思っていたけれどやはり、今こそ!と思い、だんだん用の机と椅子を購入することに。まりこ先生から聞いていた「おしごと用の自分の机と椅子」。購入はもう少し先にしようと思っていたのだけれど、自分の場所ができることで責任感が生まれるだけでなく、何よりだんだんが純粋に喜ぶだろうと思って、購入へ。

そして購入後だんだんには自分の机の上だけでお絵描きをしてもらうことに。最初は全くうまくいかず。お絵描きの際に持っていたクレヨンをずっと持ち歩き、そのまま寝室までやってくる、なんてこともしばしば。クーピーや鉛筆だと少し目を話した際に危ないし、やっぱりクレヨンにするのだけれど、お洋服などにクレヨンで描かれてしまった際のダメージは大きい。でもそんなことにもめげず、というかめげている暇もなく、とにかく根気よく繰り返しだんだんにお絵描きの場所は自分のテーブルということを覚えてもらうことを最優先にすること早1か月。

とにかく繰り返し、クレヨンを握りしめるだんだんに声をかけ、自分の机と椅子まで戻ってもらうことを繰り返す日々。1か月たった今も、まだまだクレヨンを持ったまま立ち上がっていろんなところに興味を惹かれふらふらと歩き回ってしまうことは日常茶飯事。でも少しだけれど最近は変化も。だんだんが自ら「お絵描きしたい!」と言い出した際はまず進んで自分の机と椅子に向かって行ってくれるように。その後ほかのものに気をとられるとクレヨンを持ったままどこへでも徘徊してしまうのは相変わらずだけれど、でもそこにある机と椅子が自分のものだ、ということはしっかり認識できるようになった様子!

これは大きな?第一歩。2歳になっただんだんに、これからたくさん自分の机と椅子で活動してもらうようになるのが、今から楽しみだ!

最近なぜかすっかり鬼にはまっているだんだんからお願いされるイラストは、毎回いつも鬼ばかりで机の上は鬼だらけ。注:机に裏紙を貼り付けています

プロフィール

ゆりさんプロフィール

鳥羽瀬 有里(とばせ ゆり)

上智大学心理学科卒業後、外資系コンサルティング企業にて主に金融関係のプロジェクトに従事。その後欧州系コンサルティング企業の立ち上げに参画。人事関連の責任者として、社員ひとりひとりのキャリアを見据えた新たな評価、育成制度を構築。
現在はポートフォリオワーカーとしてあらゆる職種業種の仕事に携わりながら2児の男子を子育て中。