子育てで何をしたらよいか
悩んでいませんか?
教育改革によって、
今年の春から小学校で新しい学習指導要領でのカリキュラムがスタートしました。
この改革の基礎にある考えは、
これからの教育は、
私たち大人が知っている知識を伝授するだけでは不十分ということです。
改革前の教育を受けてきた私たちに、
何ができるのでしょうか?
これからの時代に求められるのは
「非認知能力」
グローバル化、情報化が進み、
ますます複雑化していく社会では、
与えられた知識や流れてくる情報の活用だけでは成り立ちません。
一人ひとりが自分のもつ力を存分に発揮し、
他者と目標を共有して知恵を出し合い、
良さを生かし合い、
より良いものや新たな価値を創造するようなことが求められる時代です。
また、人工知能などの技術革新に伴い、
知識などの「認知的能力」よりも、
「非認知能力」に対するニーズが高まってきました。
「非認知能力」とは、
読み・書き・計算などの「認知的能力」ではない力、
IQなどのように数値で測れない能力のことをいいます。
例えば、
やり抜く力、自己肯定感、他者への配慮、コミュニケーション能力、創造力、論理的思考力、集中力
などが該当します。
そもそも、
「非認知能力」という概念が世に知られるようになったきっかけは
2000年にノーベル経済学賞を受賞した
ジェームズ・J・ヘックマン教授らによる40年間の追跡調査
「ペリー就学前教育プロジェクト」という研究からでした。
それによると、
いわゆる暗記型の「早期教育」を行って
高いIQを得たとしても
それは短期的なものだというのです。
数年後には
早期教育を受けなかった子に追いつかれることが明らかになりました。
さらに、
幼児期に質の高い教育・保育を受けて
「非認知能力」を育んだ子どもは
思春期以降の基礎学力だけでなく、
成人してからの仕事や生活へも高い成果を得ていました。
それはもう、
幼児期に「非認知能力」を育まないわけにはいきませんよね!
「非認知能力」を育む力は
子ども自身に備わっています
「非認知能力」は
普段のあそびや生活の中で育むことができます。
必要なことは、
その子自身が好きなことに夢中になれる環境と、
それを尊重してもらえる経験です。
モンテッソーリ教育でも尊重している
「自分でできるようになりたい」
という意欲をサポートすることが
「非認知能力」を育むことにつながるのです。
台所を拠点に、モンテッソーリ教育の
エッセンスを楽しみませんか?
幼児期の子どものおうち時間は、
保護者のサポートが不可欠ですね。
その保護者が長く過ごす場所は
「台所」ではないでしょうか?
台所しごとを見ているだけでも、
子どもは「段取り」を学んでいます。
取り扱う食材は、全て本物です。
自然で美しい色や形、様々な感触、香り、味わい・・・
たくさんの五感刺激も楽しめます。
生きる力の基礎である「食」をつくる「台所」は、
子どもたちにとって魅力的な場所なのです。
「マヴィのだいどころ」では、
台所を拠点にした「お子さまとの学び」を楽しむためのお役に立ちたいと思っております。
1977年生まれ、東京都八王子市出身。プロフィール
ママヴィまなびのキ 代表|桑原 眞理子
工学院大学 工学部 応用科学科卒。
企業での商品開発・マーケティングに17年間従事し、暮らしに寄り添う価値づくりを追求する中で、子どもたちの自由な発想と出会い、「子どもの力を社会に届けたい」と強く感じ、教育の道へ。
モンテッソーリ教育を学び、2019年より東京都府中市にてモンテッソーリ教室「マヴィのおうち」を主宰。保育士資格と実践経験を活かし、家庭教育支援と探究的な学びの場づくりを行ってきた。
現在は、「五感をひらく暮らし」と「問いを育む学び」をかけ合わせた「古民家留学こどもMBA」を展開し、地域の自然や文化と出会うリアルな探究体験を届けている。
自らもがん闘病の中で“今を生きる問い”と向き合いながら、教材開発や社会起業へと挑戦中。教育を社会インフラとして広げることをビジョンに掲げ、子どもたちに“わたしを生きる力”を届けるための実践を重ねている。
【資格・活動】
日本モンテッソーリ教育総合研究所認定 3-6歳教師
保育士
日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ
Mariko Kuwabara
Montessori-based / Japan
Learning starts with “ん?” not “Aha!”