2022年1月の実体験コラム「ながらモンテという名の我が子の観察」

★2022年1月15日★

ながらモンテという名の我が子の観察

Vol. 7 あけましておめでとうございます!散歩は何よりの最高の遊び!エネルギッシュでお外大好きなだんだんと冬休み中毎日散歩をしてみた。

だんだんが生まれてからというもの、世界はずっとコロナの時代で、本当に振り返ってもだんだんをあまり出かけさせてあげられていないと思う。長男が同じくらいの年齢の時にはとにかくいろんな経験をさせてあげよう!とせっせと週末は出かけたものだったし、人が家に来ることも本当に多かった。その頃と比較すると、だんだんとは、ほとんどの週末を一緒に家の中で過ごしてきた。それについてはこれまでにも、少し申し訳ない気持ちになることが多かった。そうでなくても2人目の子には1人目とは同じようにはできないもので、それはもちろん当たり前なのだけど、なんだかなぁと思うことが多かったのだ。ただ、せっせと外出しないという選択を取ってきたことについては、いま改めて振り返ってみるとそんなに悪いことばかりではないと思う。外へでかける回数が少なかった分、だんだんに集中する時間を本当にたくさんとることができていたと思う。家で過ごす時間が長くなった分だけ、我々親もだんだんが楽しめる家でできる遊びを色々と考えた。まりこ先生に教えてもらったストロー落としはじめ、それ以外の家で作れる簡単な手作りおもちゃを作ることも家での時間がたっぷりあったからできたことだ。狭い家の中でだんだんと時間をともすることで、その時その瞬間のだんだんに集中しながら一緒に楽しむことができたと思う。出かけていると出かけた先でどう遊ぶかを一番の目的に考えてしまい、こどもの成長に合わせた遊びをするには限界があることもあり、家で過ごす時間を多くとることができたことは、それはそれで本当によかったな、なんて振り返る。

そんなだんだんと、この年末年始はいつも以上にさらにゆっくりと濃密な時間をすごすことができた。長男はお休みの間も友達と遊ぶことが優先になってきて、冬休み中もお友達がきたり、お友達の家に行ったりと忙しく行き来していたので、本当に我々親と、だんだんだけの時間をゆっくりと堪能することのできた冬休みだった。
1歳6か月を過ぎたあたりから、目まぐるしく成長していくだんだん。言葉の数は増え、表情もさらに豊かになってきた。こちらをわざと笑わせようとしているのかな、と感じるようにふざけてみせる場面もあったり、お兄ちゃんの真似をしてケラケラいたずらを次々やってみたり、日々色んなだんだんを見られるようになってきた。そしてその変化は文字通り、毎日起こっているのだ。

そんなだんだんととにかくこの冬休みに一緒にしたのは、「お散歩」。だんだんはとにかくお外が大好きで、「おとと!おとと!」と玄関を指指して外へ行きたがったり、気が付くと片方だけ靴を履いていたりと、常にお外へ出かけたい欲求のかたまり。そんなだんだんとこの冬休み、寒い寒いと文句を言い続けながらも、1日に何度も散歩へ出かけることができた。散歩へ行くと、だんだんいろんな成長に気づくことができる。すれ違うご近所の方に手を振ったり、お辞儀することのできるだんだん。目に入ってくるあらゆるものの名前を少しずつだけど言葉にできるようになってくるだんだん。道端に落ちているいろんなものを拾ったり触れたり、投げてみたりと感覚を楽しむだんだん。そんなだんだんと一緒に歩いているだけで普段通っている道も全く違ったものに感じられたりするものだ。どこかへ行く途中の道のりじゃない。そんなお散歩だからこそ、延々とどんぐりを拾い続けるだんだんのことを見守っていてもいらいらしない。どこか目的地があるわけじゃない。そんなお散歩だからこそ、だんだんが川の流れをずっと笑顔で見守っているのを私もほほえましく見ていられる。時間に制限があるわけでもない。そんなお散歩だからこそ、だんだんが帰りたくないとごねても、「じゃあもう少しいくか!」と返すことができた。

こどもの成長は本当にあっという間で、だからこそ今この瞬間こそ大事にしたい。でも実際の親子の日々は本当に忙しく、なかなかその瞬間瞬間に一喜一憂するのはとても難しいもの。だからこそ、お休みの日は予定を1つだけでいいから減らして、その時間散歩してみる、という選択はとてもおすすめ。そのなんてことない散歩に行くことで、新しい彼らの成長に気づくチャンスがあるかもしれない。

プロフィール

ゆりさんプロフィール

鳥羽瀬 有里(とばせ ゆり)

上智大学心理学科卒業後、外資系コンサルティング企業にて主に金融関係のプロジェクトに従事。その後欧州系コンサルティング企業の立ち上げに参画。人事関連の責任者として、社員ひとりひとりのキャリアを見据えた新たな評価、育成制度を構築。
現在はポートフォリオワーカーとしてあらゆる職種業種の仕事に携わりながら2児の男子を子育て中。