【開催報告】nonowaラボ モンテッソーリ教育を取り入れた暮らし 〜子どもの見方を考える〜

1/27に、nonowaラボにてモンテッソーリ教育を取り入れた暮らし〜子どもの見方を考える〜を開催いたしました。

 3ヶ月から2歳半までのお子さまもいる環境 

100円ショップなどでそろう材料を使った
手づくり知育玩具で自由に活動いただきました。

 前半は、
モンテッソーリについてのインプットタイム 子どもが生まれながらにして身につけている「自己教育力」についてを中心にモンテッソーリ教育流の子どもの見方のヒントについて、お話させていただきました。 

後半は、思考を深める時間です。
「子どもの自己教育力を信じられますか?」という、モンテッソーリに対する挑戦的な問いで自由に対話を深めながら考えました。    

コレはこうやって使うもの・・・

大人は使い方を知っているものでも、使い方を知らない子どもは想定外の使い方をするかもしれません。

 さて、どう考えますか? 

手づくり玩具コーナーにあった折り紙を手に取り黙々とちぎり続けた子の作品

「この折り紙はちぎるためのものではない!」と思って静止してしまうこと

 と 

「指先を使って、ちぎる動きが楽しいのね!」と思って、指先を使う活動を紹介すること 

子どもの自己教育力を信じていたら、どちらの対応になるでしょうか? 

そして、どちらが親として心地よいですか? 

見方が変わると、対応は変わるのではないでしょうか。 

 そうは言っても、
子どもの力を信じたいけれど時々不安になる
それが親心なのかもしれません。

 ずっと子どもの自己教育力を信じてきても壁にぶつかることはあるようです。 

子どもを信じて、その子のやりたいことができるようにし続けると大きくなってルールが守れなくなるのでは?

2歳半の活発なお子さまのママは最近不安になってきたといいます。

何でも子どものやりたい通りに従うことと
自由を保障することは必ずしも一致しません。

自由を保障するためには
ならぬものは、ならぬ!!
一貫した約束も必要になります。

他者と共に自由に生きていくために子どもたちは日常生活からたくさんのことを学んでいます。 だからこそ、先を見通せる大人が大切な約束を先に伝えるのです。 

  子どもの力を信じるためには、 

その子が今何に興味があるのか
何がしたいのか
どうしてそれがしたいのか

よく観察して分析する眼が大切です。  
それぞれの「子どもの見方」について対話を通して考えが深まっていたら嬉しいです。

ご参加いただいた皆さまからのコメントを一部ご紹介します。

 ・入門としてはちょうどよい情報量だった(2歳のお子さまのママ) 

・モンテッソーリという教育の概要が分かったので、自分でも調べながら取り入れてみたい(0歳のお子さまのママ)

 ・同じ悩みを持っている方がいたことに安心しました(0歳のお子さまのママ)

 ・”自己教育力”を信じたいと思っていたはずなのに、我が身を振り返ると行動が伴っていないことにハッとしました。自己教育力を信じ、環境を整えようと思いました。(0歳・5歳のお子さまのママ) 

 皆さまからいただいたお声を踏まえ4月以降にシリーズ展開していきたいと思っております。 
ご参加いただいた皆さまにありがとうの気持ちを込めて。

プロフィール

ママヴィ 代表|桑原 眞理子

大学卒業後、食品メーカーを中心に商品開発·マーケティング職に従事。
「こども哲学」との出会いをきっかけに子どもの斬新な発想に魅せられ、子どもの力を社会に届けたいという想いからモンテッソーリ教育を学ぶ。
子どものマーケティング思考を育む6歳からの体験型キャリア教育プログラム「こどもマーケター入門」を開発し、ワークショップ等を開催。現在は「モンテッソーリ教室 マヴィのおうち」を拠点に、マーケティング思考で自ら変化を起こすチカラを育む環境づくりに取り組む。
・日本モンテッソーリ教育総合研究所認定 3-6歳教師
・保育士
・NPO法人こども哲学 おとな哲学 アーダコーダ 理事(哲学対話ファシリテーター)
・日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ

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